2017年3月20日月曜日

卒業の風景

卒業式も無事終了。
3年生も全員が第一志望校に合格。心配な子もいたけど、めでたしめでたし。
「おめでとう。羽目を外さず、まずはきちんと入学すること。
 そして真面目に頑張って、立派に卒業すること」と子どもたちにはエール。

去年までいた小学校の卒業式も終了。
半年間、教室に入れなかった時間をサポートした子も無事に卒業。
最後の1年はしっかりとみんなの輪の中で過ごした。頑張った。
初めてみんなの輪の中に戻った第一歩は、外へ出かけた写生の時間。
遠くに戻ってくる船の影を見ながら、港の絵を描いていたあの子。
その小さな後ろ姿と一緒に私もその景色を描いた。
「帰る」と名付けたその絵を「完成したらあげるよ」と約束していた。
仕事に忙殺され、さらに職場を異動し、あと一歩のところで未完成だったその絵を、
先日完成させて、卒業式に届けてあげました。
「約束を守ります。この日が君の第一歩だったことの記念です」
担任が記念写真を撮る中、絵を手渡す私と、笑顔のその子の姿を見て、
お母さんは泣いていました。

翌日、休日出勤していた私の所へその子と両親がやってきました。
恐縮するほどの丁重な御礼と、その子から手紙をもらいました。
「私を支えてくれて、ありがとうございました」と見慣れた文字。
当たり前に仕事をしただけなんだけどね。うれしいね。

家族で相談して、島の中学校へは進まないことにしたその子。
これも縁というべきか、選んだ学校は何と私の母校。
そのまま島にいたら、私の勤務校に来たはずだっただけに複雑な表情のその子に、
ユーモアたっぷりに祝福の言葉を贈りました。

「同窓会を代表して、あなたの入学を心から歓迎します。おめでとう!」

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